第3回 PER・PBR・ROE・PPAP?
どうもこんにちは。
本日は、PER・PBR・ROEについて学びたいと思います。
(PPAPはおまけです…)
よく、「PERが100だから…」とか「PBRが0.9だから…」とか書いてありますが、正直よくわかっていません。
これらのメジャー指標は本当に役に立つのでしょうか?
まずは、それぞれの指標について学習していきます。
【PER】
PER:Price Earning Ratio 日本語にすると、株価収益率といいます。
■ PER=時価総額/純利益(株価/1株あたりの利益)
つまり、PERが低ければ、利益に対して割安となります。
しかし、業種によってPERの評価は異なる。成長力のある業種では高PERになりますし、成長が望めない業種では、業績がよくても低PERとなるようです。
『PERは、株価の割安感を測る目安にはなるが、会社の成長を考慮する必要がある』ということみたいです。
【PBR】
PBR:Price Book-Value Ratio 日本語にすると、株価純資産倍率といいます。
■ PBR=株価/1株あたりの純資産(株主資本)
純資産(株主資本)とは、簡単に言うと倒産した時に株主に還元できる資産ということでしょうか。1株あたりの純資産=純資産/発行済株式数。
PBRが1であれば、1株あたりの純資産が等しくなり、会社が解散しても投資金額が帰ってくるという理屈になります。
ということで、『PBRが1を下まわると株価は割安』ということになります。
【ROE】
ROE:Return On Equity 日本語にすると、自己資本利益率となります。
■ ROE=1株あたりの利益(EPS)/1株あたりの純資産(BPS)(当期の純利益/自己資本)
資本に対する企業の利益率となります。ROEが高ければ株主資本を効率よく使っていることになる。
これらの3つの指標は、
PBR=ROE✕PER
という関係になる。
いくら、PBRが低くても、ROEやPBRも低い可能性があることも考慮する必要があるようです。
【本日学んだ言葉】
<オーバーアロットメント>
新規公開株(IPO)のときなどによく聞く言葉です。IPOなどの新株を引き受けた証券会社が、売出し予定数量を超える投資家からの需要があった場合に、過熱を冷やす措置として、対象企業の株主などから株券を借りて、公募・売出しと同一条件で追加的に投資家に販売すること。
2016年の半数以上のIPOで、オーバーアロットメントが実施されているようです。
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